【夜の蝶に恋した男の実話】営業と本気の境界線で揺れた夜

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キャバクラのボックス席で会話を楽しむ20代前半の男性とキャスト。営業か本気か、その境界線で揺れる夜の一幕。 恋愛

📖【夜の蝶に恋した男の実話】
これは攻略ではなく、若き日の当社代表・わくいっち★が、
「営業と本気の境界線」で揺れた一夜を記した記録です。

🍸こんにちは、照らす編集部のみらいです。

始まりは一本の電話。それも職場に。
まだ携帯でのやりとりが当たり前じゃなかった頃
声の温度だけで、心が動いてしまった——
そんな時代の話。

舞台は千歳烏山
休みの日にかかってきた電話
それはテンプレの接客か、“素の気配”か。
営業か、本気か。

この実話は、答えを断定しません。
代わりに、あなたの中にある
「人として扱われたと感じた瞬間」を静かに照らします。
読み終える頃、あなたの心に一本の線が引かれているはずです。

職場に電話…それは営業?それとも本気のサイン?

「ただの営業だよ」
──そんなこと、頭ではわかってた。

でもね、あの日だけは違ったんです。
職場の電話が鳴った瞬間、受話器の向こうから聞こえたのは、
お店人気No1“夜の蝶Jの声”。

──『わくいっち、○日ラストなんだ。来れたら、来てね』

職場の電話に出たわくいっちが驚く表情。受話器の向こうには人気ホステスの笑顔が浮かび、“営業か本気か”揺れる瞬間。

それだけの言葉。
でも、そのトーンには“仕事だけじゃない温度”があった。

場所は行きつけだった千歳烏山のお店。
当時20代だったわくいっちは、
お店ではただ普通に飲み、笑って過ごす程度のお客さん。

特別よく話す間柄でもない。
むしろ、先輩がガチ惚れしてた子だった。

先輩「なんでお前なんだよっ!」

それにしても、なぜ“わくいっち”に電話?

──たしかに。
本当は全員に同じことをしてるかもしれない。
でもその瞬間だけは、
“ただの客じゃなかった気がした”

正直に言えば──
俺は、Jのことを気に入っていた

ただ、
先輩の推しだったから、
その気持ちは、ずっと黙っていた。

だから、
職場にその声がかかってきた瞬間
嬉しくなかったわけがない。

休みの日にかかってきた電話──営業じゃないと感じた理由

もう一本、忘れられない電話がある。

実家の新潟に帰省していた夜。
時間は22時を少し過ぎた頃だった。

家の固定電話が鳴った。
この時点で、なんだか胸騒ぎがした。

受話器の向こうから聞こえてきたのは、
千歳烏山の店で働いていたM美の声だった。

──でも、その時間。
店は営業中のはずだった。

『わくいっち、今日ね、私もお店休みなの。
なんか……わくいっち、何してるかなって思って』

営業なら、もっと効率のいいやり方がある。
わざわざ県外の実家に、
固定電話へかけてくる理由なんてない。

しかも、声のトーンが違った。
テンプレの明るさでも、
お店用の甘さでもない。

どこか間の抜けた、
少しおっとりした、
“素に近い声”だった。

この電話が、
営業だったのか、
本気だったのか。

今でも、はっきりとは分からない。

ただ一つ言えるのは、
職場にかかってきたJの電話より、
この一本のほうが、妙に長く胸に残っている
ということだ。

M美という存在──あの子だけ空気が違った

M美と出会ったのは、
いつもの店に通っていた頃、
彼女が新人として入ってきた時だった。

正直に言えば、
最初は俺のタイプじゃなかった

丸顔で、細身。
黒ギャルというほどでもない、
少し色黒な印象。

見た目だけで言えば、
当時の俺の中では、
特別に意識する存在じゃなかったと思う。

でも、
話してみると、少し違った。

おっとりしていて、
どこか天然が混じる。
会話のテンポも、
夜の店にしては、ゆっくりだった。

無理に距離を詰めてこない。
盛り上げようともしない。
「どう接していいか、まだ分かってない感じ」があった。

あとで聞いた話だけど、
M美はキャバクラで働くのが、この店が初めてだったらしい。

本当かどうかは分からないけど、
男経験もない
そんなことまで口にしていた。

だからなのか、
M美はどこか、
“夜の蝶として完成していなかった”

俺に対しても、
駆け引きらしい駆け引きはなく、
いつも、他愛もない話ばかりしていた。

深い話もしない。
踏み込んだ話もしない。
それ以上に、
踏み込ませてこなかった

だからこそ、
俺もM美に対して、
特別な感情を持つことはなかった。

もしあの時、
M美が俺にとって
「絶対に逃したくない女」だったら、
きっと会話も、距離感も、
全部、違っていたと思う。

でも実際は、
平和で、穏やかで、何も起きない関係だった。

──少なくとも、
あの浴衣の夜までは。

浴衣の夜、暗闇で起きた一瞬

それが、何の日だったのかは覚えていない。

店のイベントだったのか、
近くで祭りがあったのか。
理由は分からない。

ただ、その夜、
キャストの女の子たちは
みんな浴衣を着ていた

店の外に出て、
馴染みのグループで
夜の街を歩いていた時のことだ。

気づけば、
隣には、ずっとM美がいた

偶然かもしれない。
でも、
気づいたら、そうなっていた。

もしかしたら、
手をつないで歩いていたのかもしれない。
そこは、正直はっきりしない。

そして、不意に。

どこかの車庫だったと思う。
暗がりに差し掛かった瞬間、
M美が俺の腕を引いた。

次の瞬間、
チューをするみたいな顔を、
俺の目の前に差し出してきた。

夜の路地の暗がりで、浴衣姿のキャバ嬢が距離を詰める一方、戸惑う表情を浮かべる男性。キスしなかった一瞬が残る実話の場面。

先輩も、
他の女の子たちも、
少し先を歩いている。

そこだけ、
一瞬、二人きりの暗闇だった。

(え……これ、するやつ?)

正直、めちゃくちゃ戸惑った。

営業?
ノリ?
それとも、本気?

頭の中で、
何かを判断する時間はなかった。

俺は、
笑ってこう言った。

「何してんだよM美(笑)。
ほら、置いてかれる。行くよ」

そう言って、
キスはしなかった

そして、
何事もなかったように、
みんなのところへ戻った。

たぶん、
あれが正解だったのかどうかは、
今でも分からない。

ただ一つ確かなのは、
あの一瞬だけが、
なぜか今も、消えずに残っている
ということだ。

その後のM美──なぜ、距離が変わってしまったのか

あの浴衣の夜から、
何かが劇的に変わったわけじゃない。

表向きは、
それまでと同じだった。

店で会えば、
普通に話す。
笑う。
平和な時間が流れる。

でも、
どこかが、確実に違っていた

M美の表情が、
少しだけ、曇るようになった。

前みたいに、
よく分からない話を
ぽつぽつ話すことが減った。

無理に距離を詰めてくることも、
逆に、甘えてくることもなかった。

何も起きなかった夜が、
二人の間に、
静かに置かれている感じがした。

あとから聞いた話では、
M美は精神的にも少し悩んでいたらしい。

店に出る日も、
だんだん減っていった。

俺はと言えば、
M美に対して、
特別に踏み込むことはしなかった。

心配して声をかけることも、
理由を聞くことも、
あえてしなかった。

話すのは、
いつも通りの、
どうでもいい話ばかり。

もしM美が、
俺にとって本当に特別な女だったら、
あの夜のあと、
きっと何かが変わっていたと思う。

言葉も、
距離も、
踏み込み方も。

でも実際は、
何も変えなかった

そしてそれは、
M美にとっては、
答えだったのかもしれない

やがてM美は、
店に出ることが、
ほとんどなくなった。

理由を、
ちゃんと聞くことは、
最後までなかった。

ただ、
あの暗闇で差し出された顔と、
そのあと少し寂しそうだった表情だけが、
なぜか、今も記憶に残っている。

キャバ嬢が自ら行動を起こした理由

M美の行動が、
営業だったのか、
それとも本気だったのか。

正直、
今でもはっきりとは分からない。

ただ、
一つだけ思うことがある。

あの電話も。
浴衣の夜も。
暗闇で差し出された、あの一瞬も。

俺が何かをした結果じゃなかった

口説いたわけでもない。
距離を詰めたわけでもない。
期待させる言葉を言った覚えもない。

もしかしたら彼女たちは、
俺自身でも意識していなかった
「男の空気」を、
感じ取っていたのかもしれない。

👉 女性から話しかけられる男の特徴|逆ナンが起きる“空気”の正体

もしあの夜、
俺が違う空気をまとっていたら、
M美の行動も、
きっと違っていたと思う。

でも実際は、
何も変えなかった

だからこそ、
あの一瞬だけが、
今も、記憶の奥に残っている。

キャバ嬢の営業でも恋でもない──それでも“本気で落ちた夜”

──今でも、ふとした瞬間に思い出す。

あの声のトーン。
浴衣の夜の、あの間。
暗闇で差し出された、ためらいのない顔。

全部、仕事の一環だったのかもしれない。
そう思おうとすれば、いくらでも理由はつけられる。

それでも、
あの瞬間の俺は、確かに心を持っていかれていた。

「違う、これは営業だ」
何度もそう自分に言い聞かせた。

でも心のどこかで、
“あれは違った気がする”と、
ずっと引っかかっている自分がいる。

営業か、本気か。
そんな境界線は、
後から考えれば、正直どうでもよかった。

恋だったのかどうかは分からない。
でも、あの夜が本気だったことだけは、間違いない。


🌙 あの夜の“営業か本気か”──
まだ胸に引っかかってるなら、

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