千歳烏山、キャバ嬢JとM美からの電話|営業か本気か分からなかった実話

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夜の街の店先で、キャバ嬢たちに見送られながら歩き去る若い男性二人。営業か本気か分からなかった夜の実話を表現したイメージ。 恋愛

📖【夜の蝶に恋した男の実話】

🍸こんにちは、照らす編集部のみらいです。

舞台は千歳烏山。

すべては、キャバ嬢JとM美からかかってきた、二本の電話から始まりました。

まだLINEも、スマートフォンもなかった頃。

一本は、勤務先の固定電話へ。

もう一本は、遠く離れた新潟の実家へ。

店へ来てもらうための営業だったのか。

客との関係をつなぎ止めるための連絡だったのか。

それとも、ほんの少しだけでも、客ではない一人の男として見られていたのか。

その答えは、年月が過ぎた今も分かりません。

ただ、電話の向こうから聞こえた声と、浴衣の夜に暗闇で差し出された顔だけは、不思議なくらい鮮明に残っています。

これは、若き日の当社代表・わくいっち★が経験した、二人のキャバ嬢との実話です。

物語のあとでは、JとM美の行動を一つずつ振り返りながら、キャバ嬢の行動がいつもの営業だけでは説明しにくくなる瞬間と、自分の状況を冷静に整理するための見方を紹介します。

実録|千歳烏山から始まった二本の電話

千歳烏山に、わくいっち★が職場の先輩と通っていた店がありました。

若かった彼にとって、そこは特別な恋を探す場所ではありません。

飲んで、笑って、また日常へ戻る。

本来なら、それだけで終わる場所だったはずです。

けれど、店の外からかかってきた二本の電話によって、客と女性の境界は少しずつ曖昧になっていきました。

職場にかかってきた、人気キャバ嬢Jの電話

その日、わくいっち★の勤務先に電話がかかってきました。

受話器の向こうから聞こえたのは、店でも人気だったキャバ嬢Jの声です。

──「わくいっち、○日ラストなんだ。来れたら、来てね」

店のバックヤードで固定電話を受ける若い男性販売員。人気キャバ嬢から職場へ電話がかかってきた実話をイメージしたシーン。

伝えられたのは、それだけでした。

店へ来てほしい。

言葉だけを見れば、よくある営業だったのかもしれません。

実際、Jの電話には「ラストの日に来てほしい」という来店目的があります。

それでも、わざわざ勤務先へ電話をかけてきたことと、その声に混じっていた仕事だけではないような温度が、妙に胸へ残りました。

当時のわくいっち★は、店では普通に飲み、話し、笑う程度の客。

Jと特別によく話していたわけでもありません。

しかもJは、先輩のお気に入りの女性でした。

先輩「なんでお前なんだよっ!」

本当は、ほかの客にも同じように電話をしていたのかもしれません。

それでも、その瞬間だけは、

「自分は、ただの客ではなかったのかもしれない」

そんな気持ちが、心のどこかに生まれていました。

正直に言えば、わくいっち★もJを気に入っていました。

ただ、先輩の推しだったから、その気持ちは黙っていた。

だからこそ、職場にJの声がかかってきた瞬間、嬉しくなかったわけがありません。

休みの日、新潟の実家へかかってきたM美の電話

けれど、Jの電話よりも長く胸に残る一本がありました。

わくいっち★が、新潟の実家へ帰省していた夜。

時間は、22時を少し過ぎた頃だったといいます。

家の固定電話が鳴りました。

受話器の向こうから聞こえてきたのは、千歳烏山の店で働いていたM美の声でした。

──「わくいっち、今日ね、私もお店休みなの」

少し間を置いて、M美は続けました。

──「なんか……わくいっち、何してるかなって思って」

店へ来てほしいという話はありません。

出勤の予定も、イベントの案内もありません。

M美自身も、その日は休みでした。

営業として考えるなら、もっと効率のよいやり方があったはずです。

わざわざ県外にある実家の固定電話へかけてくる理由は、簡単には見つかりません。

しかも、その日の声は、店で聞くものとは少し違っていました。

接客用の明るさでもない。

客をその気にさせる甘さでもない。

少し間の抜けた、おっとりした、素に近い声でした。

あの電話は、営業だったのか。

それとも、M美は本当に、わくいっち★の声を聞きたかったのか。

今でも、はっきりとは分かりません。

ただ一つ確かなのは、

職場にかかってきたJの電話よりも、M美の一本のほうが、なぜか長く胸に残っているということです。

M美との関係|何も起きないはずだった二人

まだ夜の蝶になりきっていなかったM美

M美と出会ったのは、彼女が店へ新人として入ってきた頃でした。

正直に言えば、最初からわくいっち★のタイプだったわけではありません。

丸顔で、細身。

少し色黒で、派手さよりも素朴さが残る女性でした。

けれど、話してみると、店にいたほかの女性とは少し空気が違いました。

おっとりしていて、どこか天然。

会話のテンポも、夜の店にしてはゆっくりです。

無理に距離を縮めてこない。

必要以上に盛り上げようともしない。

「どう接客すればいいのか、まだよく分かっていない」

そんな不器用さが、M美には残っていました。

あとから聞いた話では、M美にとって、その店が初めてのキャバクラだったそうです。

だからなのか、M美はまだ、客の気持ちをつかみ、駆け引きをし、店へ呼ぶ完成された夜の蝶ではありませんでした。

わくいっち★に対しても、特別な会話をするわけではありません。

深い話もしない。

踏み込んだ話もしない。

ただ、他愛もない話を、同じ温度で続けていました。

わくいっち★も、M美を「絶対に逃したくない女性」として見ていたわけではありません。

二人の間にあったのは、

平和で、穏やかで、何も起きない関係。

──少なくとも、あの浴衣の夜までは。

浴衣の夜、暗闇で差し出された顔

それが何の日だったのか、はっきりとは覚えていません。

店のイベントだったのか、それとも近くの祭りに合わせたものだったのか。

ただ、その夜、店の女性たちはみんな浴衣を着ていました。

店を出たあと、馴染みのグループで夜の街を歩いていた時のことです。

気がつくと、わくいっち★の隣には、ずっとM美がいました。

偶然だったのかもしれません。

もしかすると、手をつないで歩いていたのかもしれない。

記憶は、ところどころ曖昧です。

けれど、その次に起きたことだけは、今も消えていません。

どこかの車庫のような、暗い場所へ差しかかった瞬間。

M美が、わくいっち★の腕を引きました。

そして、

キスをするような顔を、目の前へ差し出したのです。

夜の路地で浴衣姿の女性が若い男性へ顔を近づける様子。キャバ嬢との実話で、営業か本気か分からない距離感に戸惑った夜をイメージしたシーン。

先輩も、ほかの女性たちも、少し先を歩いています。

その場所だけが、

一瞬、二人きりの暗闇になりました。

(え……これ、するやつ?)

営業なのか。

その場のノリなのか。

それとも、本気なのか。

考える時間はありません。

わくいっち★は、笑って言いました。

「何してんだよ、M美(笑)。ほら、置いてかれる。行くよ」

そう言って、キスはしませんでした。

何事もなかったように、みんなのところへ戻りました。

あれが正解だったのか。

今でも分かりません。

女性の一歩を勝手に恋愛の結論へ変えなかったという意味では、慎重な対応だったとも言えます。

一方で、もしわくいっち★自身がM美との関係を進めたいと思っていたなら、あとから言葉で確かめる方法もあったでしょう。

けれど、その意味を尋ねることもありませんでした。

ただ一つ確かなのは、

何もしなかったあの一瞬だけが、なぜか今も消えずに残っているということです。

何も起きなかった夜が、二人の間に残った

浴衣の夜から、二人の関係が劇的に変わったわけではありません。

店で会えば、普通に話す。

いつも通りに笑う。

表面上は、それまでと同じ時間が流れていました。

けれど、どこかが少しだけ違っていました。

M美の表情が、以前よりも曇って見えることが増えた。

よく分からない話を、ぽつぽつと話すことも減っていった。

何も起きなかった夜が、二人の間に静かに置かれている。

そんな感覚があったといいます。

やがてM美は、店へ出る日が少しずつ減っていきました。

けれど、わくいっち★は、その理由へ深く踏み込むことをしませんでした。

心配していなかったわけではありません。

ただ、自分がどこまで近づいてよいのか分からなかった。

もしM美が、本当に失いたくない特別な女性だったなら、行動は違っていたのかもしれません。

電話をしたかもしれない。

浴衣の夜の意味を尋ねたかもしれない。

けれど、実際には何も変えませんでした。

わくいっち★が何も尋ねなかったことを、M美がどう受け取ったのかは分かりません。

ただ、少なくとも二人の間で、あの夜の意味が言葉になることはありませんでした。

やがてM美は、店へほとんど姿を見せなくなりました。

理由をきちんと聞くことは、最後までありませんでした。

結論|JとM美は、わくいっち★をどう見ていたのか

理由を聞かないまま時間が過ぎたからこそ、二本の電話と浴衣の夜には、今も完全な答えがありません。

それでも、残された行動を一つずつ整理すれば、JとM美の違いは見えてきます。

Jの電話

「ラストの日に来てほしい」という目的があるため、営業の要素は強かったと考えられます。ただし、わざわざ勤務先へ直接電話をかけるほど、ほかの客とは少し違う親しさや印象を持たれていた可能性はあります。

M美の電話と浴衣の夜

来店につながらない休みの日の電話と、人目のない場所で自分から腕を引き、顔を近づけた行動を重ねると、M美がわくいっち★をただの客としてだけ見ていたとは考えにくいでしょう。

もちろん、M美が本気で交際したかったとまで断定することはできません。

寂しさから声を聞きたくなっただけかもしれない。

浴衣の夜も、その場の空気に背中を押されただけかもしれません。

それでも、少なくともM美には、営業だけでは説明しきれない個人的な親しさや、異性としての意識があった可能性が高いと考えられます。

女性が一歩を差し出した。
男は、その一歩を受け取らなかった。
だから二人とも、本当の答えを知らないまま終わった。

この記事の出来事を一言でまとめるなら、そういう関係だったのかもしれません。

営業か好意か|二本の電話と浴衣の夜から見えること

JとM美の行動を振り返ると、キャバ嬢の言葉や態度を判断するときに見るべきなのは、甘い言葉の強さだけではないことが分かります。

少なくとも、次のような行動が重なるほど、いつもの営業だけでは説明しにくくなります。

① 来店や売上につながらない日に連絡がある

出勤日やイベント前ではなく、本人も休みの日に連絡してくる。

M美の電話には、店へ来てほしいという誘いも、次の約束を求める言葉もありませんでした。

営業として考えれば効率がよいとは言えず、客としてではなく、個人的に思い出していた可能性も考えられます。

② 店の外にある生活へ入ってくる

Jは勤務先へ、M美は遠く離れた新潟の実家へ電話をかけてきました。

店の中で交わす言葉だけではなく、職場や家族のいる場所へ連絡する行動には、通常の接客とは違う距離の近さがあります。

③ 人目のない場所で、自分から距離を縮める

浴衣の夜、M美は店内ではなく、周囲から離れた暗闇でわくいっち★の腕を引き、顔を近づけました。

その場のノリだった可能性もあります。

それでも、客の反応や売上を期待する店内の接客とは違い、本人の感情が思わず表れた行動だったとも考えられます。

もちろん、これらの行動があったからといって、すぐに「本気だった」「脈ありだった」と断定することはできません。

キャバ嬢の言葉や行動には、営業、親しさ、その場の気分、そして個人的な好意が重なっている場合があります。

自分の状況と重ねるなら、ここを見てみてください。

  • 連絡が最後には来店や指名の話へ戻っていないか
  • 店へ行かない期間にも、相手から連絡があるか
  • 本人が休みの日にも、相手から連絡してくるか
  • 家族や暮らしなど、店とは無関係な話が自然に混じっているか
  • 女性の側から、終わった会話や関係をもう一度動かしているか
  • こちらが距離を縮めなかったとき、相手の態度に変化があったか
  • 店の外でも、店内と変わらない温度で接しているか

自分に都合のよい部分だけを、脈ありの証拠にするのは危険です。

女性から顔を近づけられたからといって、相手がまだ差し出していない気持ちまで受け取ったことにしてはいけません。

けれど、すべてを「どうせ営業だから」と切り捨ててしまえば、相手が一瞬だけ見せた素の気持ちまで見落としてしまうかもしれません。

大切なのは、営業か本気かを一つの言葉で決めることではなく、相手の行動が、店の利益と関係のない場所でも続いているかを見ることです。

そして、自分も相手に好意があるなら、その場で急に距離を詰める必要はありません。

あとから落ち着いて連絡する。

店とは関係のない場所で会えるか尋ねる。

相手の側からも関係を続けようとする行動があるかを見る。

そうすることで、女性の一歩を過大評価せず、なかったことにもせず、二人の間にある本当の距離を確かめやすくなります。

自分だけでは答えが出ないときは

二本の電話と浴衣の夜を重ねて考えれば、少なくともM美が、わくいっち★をただの客としてだけ見ていたとは考えにくいでしょう。

ただし、それが恋愛としてどこまで深い好意だったのかは、本人へ確かめなかった以上、今も断定できません。

キャバ嬢との関係は、一般的な恋愛よりも、営業と好意の境界が見えにくいものです。

本人へ直接尋ねれば関係が壊れそうで聞けない。

そんな場合は、元キャバ嬢など、夜の店の事情を知る第三者へ状況を話し、行動を整理してもらう方法があります。

相手の本心を断定することはできません。

それでも、知り合ってからの期間、来店回数、使った金額、店外での行動、連絡の内容まで伝えることで、営業・親しさ・個人的な好意のどこに近いのかを考えやすくなります。

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何もしなかったからこそ、今も残っている

あの夜、キスをしていれば、二人の関係は変わっていたのでしょうか。

付き合っていたのかもしれない。

気まずくなり、もっと早く離れていたのかもしれない。

あるいは、何も変わらなかったのかもしれません。

今となっては、どれも確かめることはできません。

ただ、恋愛には、始まった関係だけでなく、始まらなかったからこそ残る関係があります。

相手の気持ちが分からなかった。

けれど、自分もまた、答えを出すほどには動かなかった。

だから終わったとも言えず、思い出すたびに、あの暗闇へ戻ってしまう。

脈ありだった可能性は高い。
しかし、確かめなかった以上、恋にはならなかった。

Jから職場へかかってきた電話。

M美から新潟の実家へかかってきた電話。

そして、浴衣の夜に暗闇で差し出された顔。

答えが分からないから忘れられないのではありません。

答えを出さないまま通り過ぎた自分自身も、あの夜の中に残っているからなのかもしれません。

わくいっち★とは

何千人もの出会いを見てきた元婚活司会者。恋愛の小さな仕草や、男女のすれ違いを独自の視点で読み解いています。

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わくいっち★の恋愛未遂録

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